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奥さんと二人暮らしの貧乏サラリーマンの日記です。英語の勉強、旅行、映画など、きのむくままの暮らしの中で興味のあった出来事を記しています。
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 映画「Seven」を見たのはもう何年も前でストーリーは大体わかっていました。でも、ペンギンリーダーズ「Seven」をあらためて読んでもその面白さは変わることがありませんでした。ドラマや映画で出てくる連続殺人犯は、とても知能が高くて緻密な反面、一般社会からの孤立やゆがんだ世界観をもっているというイメージを強く感じます。Sevenで出てくる連続殺人犯もとても知能が高く緻密であることは感じられるのですが、それ以上の犯人像が見えてこず、ストーリー全体にとても不気味な雰囲気が醸し出されています。

 Sevenの面白いところは、なぜ殺されたかわからない殺人が、キリストの七つの大罪になぞらえて進められ、最後は犯人自身も裁かれ、捜査を担当した刑事まで巻き込まれてしまう展開の良さにあると思います。その中でも見所は、最後に刑事のMillsが犯人のDoeを射殺するかしないかのシーンです。犯人を射殺してしまえば犯人の計画通りになってしまう、射殺しなければ犯人に妻を殺された怒りをぶつけるところがない...。ある意味究極の選択なってます。

 多くの推理小説では、犯人は誰、どこにいる、どうやって殺したっといったところに目が行くストーリになっていることが多いと思います。でも、Sevenでは犯人の目指したキリストの七つの大罪になぞらえた連続殺人は達成できるのだろうかと考えたりもしてしまいそうです。


【あらすじ】新米の刑事Millsは7日後に退職を控えた刑事Somersetと奇怪な連続殺人事件の捜査を進めることになる。はじめは、犯人の意図が分からない殺人事件も、捜査が進むうちにキリストの七つの大罪になぞらえていることが分かってくる。犯人は本を読むのが好きだという刑事Somersetの推理から、公立図書館の本の貸し出し記録を調べると怪しい人物John Doeが浮かび上がる。John Doeのアパートを訪れ廊下で犯人と遭遇するが、取り逃がしてしまう。捜査に行きづまったように思われるが、犯人が警察に自首してきた。警察では七つの大罪のうち五つしか犯行が把握できておらず犯人の自首の意図が全く分からない。そして、ストーリーは最後へとつながっていく。

お勧め度:★★★★★


Penguin readers Level4 「Seven」
◆著者:Anthony Buruno
◆難易度:Level4 (Intermediate)
◆ページ数(本文のみ):49ページ
◆総単語数:11,376語
◆ISBNコード:ISBN978-1-4058-8230-9
◆ジャンル:推理小説

英語多読の記録
◆読んだ本の累計単語数401,719語

過去に読んだPENGUIN READERS(ペンギン リーダーズ)
1984 Level4 SF小説 お勧め度:★★★☆☆
Emma Level4 恋愛小説
Alexander the Great Level4 史実 お勧め度:★★☆☆☆
The Goodfather Level4 ヒューマンドラマ お勧め度:★★★☆☆
Strangers on aTrain Level4 推理小説 お勧め度:★★★★☆
Evening Class Level4 ヒューマンドラマ お勧め度:★★★☆☆
Teacher Man Level4 ノンフィクション
Inventions that Chanbed the World Level4 ノンフィクション
Gladiator Level4 架空戦記
Far From the Madding Crowd Level4 ヒューマンドラマ
Lorna Doone Level4 恋愛小説
The Picture of Dorian Gray Level4 ホラー小説
The Day of Jackal Level4 ハードボイルド
Cinderella Man Level4 伝記
On the Beach Level4 ヒューマンドラマ

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