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奥さんと二人暮らしの貧乏サラリーマンの日記です。英語の勉強、旅行、映画など、きのむくままの暮らしの中で興味のあった出来事を記しています。
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 「A Time to Kill」はJohn Grisham(ジョン・グリシャム)の処女作で、邦題「評決のとき」で映画化されています。ペンギンリーダーズでは、Level5でシリーズ化されました。John Grishamというと流行作家というイメージが強いのですが、A Time to Killは、舞台となったアメリカでの白人と黒人の人種差別問題、陪審員制度、レイプ事件が題材になっており、ストーリー的には深い内容だと思います。John Grisham自身が弁護士の資格を持っていることもあり、ストーリーは真に迫ったものがあると感じました。

 先入観があるせいかもしれませんが、裁判での有罪・無罪は弁護士と検察官がいかに陪審員を説得させるかで左右されるところが大きいといった印象は「A Time to Kill」を読んでも感じました。裁判で法律的には被告人が心身喪失であったかどうかが争点となるのですが、陪審員的には娘をレイプされた父親がレイプ犯を殺したことが許されるかどうかが決め手となったと思います。被告人が裁判で無罪になったのは、弁護士のJakeがうまく争点をずらしたからだと思います。

 ペンギンリーダーズのLevel4を読み続けて初めてLevel5を読んだのですが、やはりLevel5のほうが小説としての面白さ・内容の深さは増していると思います。

【あらすじ】10歳の黒人の子供が白人の若者にレイプされる。それを知った父親がレイプ犯を射殺してしまう。レイプ犯を射殺した黒人の父親の弁護を、弁護士Jakeが依頼され裁判が始まる。裁判が行われた町では、白人と黒人の対立へと発展する。黒人を弁護しているJakeは、自宅に爆弾を仕掛けられたり放火されたりと白人グループ(KKK)から嫌がらせを受ける。陪審員に選ばれたのは白人ばかりで、黒人の被告にはとても不利だと予想される。しかし最後には、被告人の無罪を勝ち取った。


お勧め度:★★★★★


Penguin readers Level5 「A Time to Kill」
◆著者:John Grisham
◆難易度:Level5 (Upper-Intermediate)
◆ページ数(本文のみ):85ページ
◆総単語数:23,806語
◆ISBNコード:ISBN978-1-4058-8255-2
◆ジャンル:推理小説

英語多読の記録
◆読んだ本の累計単語数425,525語
過去に読んだPENGUIN READERS(ペンギン リーダーズ)
Seven Level4 推理小説 お勧め度:★★★★★
1984 Level4 SF小説 お勧め度:★★★☆☆
Emma Level4 恋愛小説 お勧め度:★★★☆☆
Alexander the Great Level4 史実 お勧め度:★★☆☆☆
The Goodfather Level4 ヒューマンドラマ お勧め度:★★★☆☆
Strangers on aTrain Level4 推理小説 お勧め度:★★★★☆
Evening Class Level4 ヒューマンドラマ お勧め度:★★★☆☆
Teacher Man Level4 ノンフィクション
Inventions that Chanbed the World Level4 ノンフィクション
Gladiator Level4 架空戦記
Far From the Madding Crowd Level4 ヒューマンドラマ
Lorna Doone Level4 恋愛小説
The Picture of Dorian Gray Level4 ホラー小説
The Day of Jackal Level4 ハードボイルド
On the Beach Level4 ヒューマンドラマ

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