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ペンギン・リーダーズ「The Merchant of Venice」 Level4は、日本では「ベニスの商人」の題名でとても有名なお話です。でも、私が知っているのはほんの一部のストーリーでした。「借金の代わりに体の肉の一部を切り落としてもいいが、血は一滴もだしてはいけない。」っていうことろだけです。
この物語は1590年後半にシェイクスピアによって戯曲として書かれました。ペンギン・リーダーズも戯曲形式になっていて、読むのに慣れるのにちょっと時間がかかりました。それはさておき、読む前は悪徳高利貸しのお話というイメージが強かったのです。しかし、実際に読んでみるととても親友としてのとても強い絆が描かれているのが一番心に残りました。。この辺りが時代を超えて人々に共感を与えて、現代でも名作として読み継がれている部分だと思います。
Antonioに貸した数倍のお金をもらうことよりもAntonioの体の肉をそぎ落とすことを選んだ金貸しShylockには少し同情してしまう部分もあります。Antonioの体の肉をそぎ落とすことを選んだことだけを聞くととても冷血な人間のようにも聞こえますが、背景にはキリスト教徒とユダヤ教徒の対立みたいなものもあり、Shylockだけを責めるのも気が引けます。
【あらすじ】Bassanioは結婚資金が必要だったがお金がないばかりか、多くの負債も抱えていた。彼は親友のAntonioに借金を申し込むが、Antonioも彼の船が港に戻ってくるまでお金がない。親友のBassanioを助けるために、Antonioは金貸しShylockからお金を借りることにする。しかし、お金を借りる条件は、もし3か月ごAntonioがお金が返せないときは、彼の体から1ポンドの肉を切り落とすというものだった。しかし、Antonioの船が航海の途中で難破したという知らせが届き、Shylockから借りたお金を返す当てがなくなってしまう。さて、Antonioの運命はどうなるのだろうか?
お勧め度:★★★★☆
◆難易度:Level4 (Intermediate)
◆ページ数(本文のみ):63ページ
◆総単語数:16,776語
◆ISBNコード:ISBN978-1-4058-8227-9
◆ジャンル:ヒューマンドラマ
◆The Mayor of Casterbridge Level5 ヒューマンドラマ お勧め度:★★★★★
◆On the road Level5 ヒューマンドラマ お勧め度:★★☆☆☆
◆Doctor Faustus Level4 ヒューマンドラマ お勧め度:★★★★☆
◆The Partner Level5 推理小説 お勧め度:★★★★★
◆Taste and Other Tales Level5 推理小説 お勧め度:★★★☆☆
◆The Firm Level5 推理小説 お勧め度:★★★★★
◆A Time to Kill Level5 推理小説 お勧め度:★★★★★
◆Seven Level4 推理小説 お勧め度:★★★★★
◆1984 Level4 SF小説 お勧め度:★★★☆☆
◆Emma Level4 恋愛小説 お勧め度:★★★☆☆
◆Alexander the Great Level4 史実 お勧め度:★★☆☆☆
◆The Goodfather Level4 ヒューマンドラマ お勧め度:★★★☆☆
◆Strangers on aTrain Level4 推理小説 お勧め度:★★★★☆
◆Evening Class Level4 ヒューマンドラマ お勧め度:★★★☆☆