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タイトル「Far From the Madding Crowd」にふさわしい邦題へ訳すことができず、ちょっと読み始めるのに抵抗がありました。表題はさておき一通り読んだ後に、GoogleでFar From the Madding Crowdを調べてみると「遥か群衆を離れて 」、「狂乱の群れを離れて」といった文学的な香りのする邦題になっています。農村地帯が舞台ということを考えると、遥か群衆を離れてのほうが邦題にふさわしいと思います。
さて、Far From the madding Crowdは1874年にイギリスで書かれた作品ですが、若くして女農場主となったバスシバに求婚する3人は現代にもいそうなタイプす。国も時代も違いますが、現在の日本でも通じるものがあると感じました。あえて、3人をタイプ別すると女性が結婚相手に選びたがるのはどこか魅力的なトロイ軍曹、女性が結婚した後に幸せを得られるのは働き者の農民オーク、女性と人間関係を築けないストーカー的なのが大地主のドウッドとなります。
PENGUIN READERS「Far From the Madding Crowd」を読んで、結婚するなら相手の魅力にひかれるよりも、自分を大切にしてくれる人を選ぶべきではないかと一番感じました。お金には困らない裕福な生活をしているバスシバは、現実的なところに目がいかなかったのかなという気もします。それとも、つい相手の魅力を追いかけてしまうというのが、人間だれでも陥りやすい間違いなのだろうかとつい考えてしまいます。
【あらすじ】若くして女農場主となったバスシバは、3人の男性から求婚される。バスシバは魅力あるトロイ軍曹と結婚するのだが、実はトロイ軍曹はバスシバのお金にしか興味がなかった。ところが、ある日トロイ軍曹が突然いなくなる。一方、農民オークはバスシバや近隣の農園で勤勉に働くき、それなりの収入もえらえるようになるが独身のままであった。トロイ軍曹が突然姿を消して6年後のクリスマス、ドウッドが開いたクリスマスパーティーで事件は起こった。クリスマスパーティーでドウッドはバスシバと結婚が決まるはずだったがトロイ軍曹が現れて夢と消える。逆上したドウッドはトロイ軍曹を銃殺して刑務所へ送られる。農民オークはバスシバに別れを告げアメリカに渡ろうとするが、バスシバは農民オークの大切さに気が付き結婚を決意する。
お勧め度:★★★★☆
◆難易度:Level4 (Intermediate)
◆ページ数(本文のみ):52ページ
◆総単語数:12,221語
◆ISBNコード:ISBN978-1-4058-8217-0
◆Far From the Madding Crowd Level4 ヒューマンドラマ
◆Lorna Doone Level4 恋愛小説
◆The Picture of Dorian Gray Level4 ホラー小説
◆The Day of Jackal Level4 ハードボイルド
◆Cinderella Man Level4 伝記
◆On the Beach Level4 ヒューマンドラマ
◆The Mosquito Coast Level4 ヒューマンドラマ
◆The Breathing Method Level4 ホラー小説
◆The Time Machine Level4 SF小説
◆The Lost World Level4 アドベンチャー
◆Detective Work Level4 推理小説
◆Three Adventures of Sherlock Holmes Level4 推理小説
◆Murder on the Orient Express Level4 推理小説
◆Prince of Egypt Level3 ヒューマンドラマ